2017年1月31日火曜日

CiscoSG300の落とし穴

格安スイッチのCiscoSmallBusinessですが大きな落とし穴がありますのでご注意ください。

このスイッチ、ARPテーブルを100程度しか持てません。
100~を超えるエントリは記憶できませんのでパケットを受け取る度にARP解決を行う模様です。

%ARP-E-ARPTBL: ARP Table Overflow, aggregated

こんなエラーを吐きます。

200台程端末のある環境に入れると、ネットワークが超遅くなるわけです。

一応ある程度は拡張可能とのこと。

【変更方法】
1.各種管理 >TCAM割り当て設定

2.デフォルトは「128」  「256」等に変更(上限「456」)

3.適用
 ※適用を押すと問答無用で再起動がかかりますので注意!

TCAMの登録は456までで、ARPテーブル以外にもQoSやACL等でも消費されるという事で
最大まで設定することはお勧めできないとか。

これでもOverFlowエラーが出る場合は、以下の処置をとの事
・配下の機器を100台以下にする
・SG300を増やして負荷分散する
・Catalystに替える

…名前の通り端末数100台以下のスモールオフィスに導入しましょう。

仕様にMACテーブル最大16,384個とか、VLAN4096個同時サポートとか書いてあるけど使えねぇじゃないですか…

以前は地味にACLが物理IFにしか当てれなかったのですが、バージョンアップによりVLANにも当てれるようになったみたいですね。

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